ガイドポストの取付
ガイドポストとガイドブッシュの取付穴位置精度は、加工精度やガイド部品寿命、及び周辺部品の寿命に大きく影響します。
ここでは、アガトン社推奨のガイドポストの取付穴位置精度と取付方法をご紹介します。
取付穴位置精度
ガイドポストとガイドブッシュの取付穴位置精度は、ガイドポスト間の距離(軸間距離)により決まります。(下表)
ガイドポスト間の距離(mm) | 位置精度(mm) SN EN ISO 1101> |
<100 | 0.005 |
<約250 | 0.010 |
<約1000 | 0.015 |
<約1500 | 0.020 |
各プレートのガイド穴の位置が一致するよう、可能な限り加工は全て同じ機械で行います。
大きな穴あけやフライス加工などは、加工に伴って発生する応力が精度に悪影響を及ぼす恐れがあるため注意が必要となります。
ガイドポストの種類・取付方法
アガトン社のガイドポストは大きく分けて3種類あり、それぞれ取付方法や特徴が異なります。
そのため、用途に応じてガイドポストを選択できます。(下表)
ストレート | フランジ付 | テーパー付 | |
固定部 (ストリッパプレート) | |||
固定部 (パンチ/ダイプレート) | |||
取付方法 | 圧入 焼きばめ | 圧入 ネジ止め クランプ止め | ナット/ワッシャで固定 クランプ止め |
特徴 | 圧入固定 | 着脱可能 | 容易に着脱可能 |
メリット | 省スペース 安価 | 高モーメント/ ラジアル荷重に対応 | ガイドポストの 頻繁な着脱に対応 |
この記事の内容はカタログ「アガトン プレス・プラスチック金型標準部品」にも記載してあります。
カタログは以下のバナーよりダウンロードいただけます。
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