「ストリッパ固定ガイドの利点」 アガトンガイドの基礎知識 vol.7

ストリッパ固定ガイド

ストリッパ固定ガイドとは、金型のストリッパプレートに固定するタイプのガイド部品となります。
主にプレス加工金型のサブガイド(インナーガイド)として使われますが、3枚プレートの射出成形金型のガイドピンとしても使われることもあります。
高い加工精度が求めれる金型や、何千万、何億ショットも安定して生産することが求めれる金型には非常に重要な製品となります。
アガトン社のストリッパ固定ガイドは他社にはない特徴的な形状であり、その形状は加工精度やガイド部品寿命に大きく影響するため、精密加工の分野では欠かせない存在となっています。

ストリッパ固定ガイドによる金型剛性の向上

ストリッパ固定ガイドの最大の特徴は、たわみの抑制となります。これはパンチプレートやダイプレートに固定するタイプのガイドポストと比較し、理論上たわみ(fa,fb)を1/8に減少できます。つまり、同サイズのガイドポストで8倍の剛性となります。

<メリット>
・同径ガイドポストで耐荷重性アップ
・位置精度の向上
・金型の長寿命化
・パンチ・ダイなどの金型部品の摩耗低減
・コンパクトな金型設計の実現

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ワーク押え不良の改善=良好なせん断面

ストリッパプレートの傾きを大径フランジで抑えることで、ガイドの直立性が維持され、ワークを均一に抑えることができます。その結果、パンチによる打ち抜き時のダレを防止し良好なせん断面を得ることが可能です。
また、圧入+ネジ止めによる固定構造により、取り付け部の高い剛性を確保しています。

ワーク押え不良の改善

高い直立性による部品摩耗の軽減

ガイドポストが傾くと、パンチ摩耗やダレ・バリの発生、さらにベアリングの偏荷重による摩耗が進行します。
アガトンのストリッパ固定ガイドは、大径フランジによる高い直立性を確保することで、ベアリングにかかる偏荷重を抑制し、リテーナの長寿命化を実現します。
さらに、打ち抜き精度の維持やパンチの長寿命化にも大きく寄与します。

ストリッパ固定ガイドの直立性

ヘタらないガイドだからメンテが改善

ガイドを構成する各部品は、同等の焼き入れ硬さを持つことが重要です。
アガトンでは、ガイドポスト・ベアリング・ガイドブッシュすべてにSUJ2を採用し、硬度を統一しています。
そのため、ガイドポストやガイドブッシュがベアリング硬さに負けることがなく、「タテスジ痕」の発生を防止できます。

焼き入れ硬さ

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