アリコナ社製非接触三次元測定機による自動車部品の測定事例
インジェクションノズル

自動車のインジェクションノズルの測定事例です。
測定に使用した非接触三次元測定機はμCMMです。
インジェクションノズルは穴の内径や形状と外面の形状の測定の二つを行う必要があります。
穴の内径はVertical Focus Probingと言う垂直の壁や穴径を測定することが可能なソフトで測定します。
また、外面も回転ユニットを使用して測定し、データを重ねることが可能です。
µCMMと回転ユニットの精度が無くては測定出来ないので、アリコナ独自の測定となります。
測定可能な項目
このデータでの測定可能な項目は、断面形状解析、円柱や球の形状とフィッティングさせる3Dフォーム解析、3DCADデータと比較をする差分解析、円筒度、直角度などの幾何公差を解析することが可能です。
バルブ

自動車のバルブの測定事例です。
測定に使用した機器はアリコナG5です。
最新機種のアリコナG5 plusでも測定可能です。
バルブは平面も曲面もある複雑形状であり、測定が必要な部分が深いのが特徴的となります。非接触三次元測定機技術情報vol.5に記載の通り、Z軸全域にエンコーダーが入っているアリコナでないと高精度で信頼性の高い測定することが難しいサンプルの一つです。
測定可能な項目
このデータでの測定可能な項目は、断面形状解析、粗さ解析(線、面)、体積解析、円柱や球の形状とフィッティングさせる3Dフォーム解析、3DCADデータと比較をする差分解析、平坦度などの幾何公差を解析することが可能です。
シール部品


自動車のシール部品の測定事例です。
測定に使用した機器はアリコナG5です。
最新機種のアリコナG5 plusでも測定可能です。
白色のLEDで光を当て、CMOSセンサーで取り込むため、データに色情報RGB(レッド、グリーン、ブルー)が含まれており、実際の色味を再現できます。
リアルカラーのままですと高低差が作業者の目では判断しにくくなりますが、高低差を表すカラーマップを用いて、左図のように示すとどのような歪みがどの部分にあるかを明確にすることが出来ます。
幾何公差用ソフトウェアのアリコナインスペクトを用いて平坦度を解析することも可能となっております。
測定可能な項目
このデータでの測定可能な項目は、粗さ解析(線、面)、平面形状とフィッティングさせる3Dフォーム解析、3DCADデータと比較をする差分解析、平坦度などの幾何公差を解析することが可能です。
ステアリング部品


自動車のステアリング部品の測定事例です。ステアリング部品のある部分を測定したデータとなります。
測定に使用した機器はアリコナG5です。
最新機種のアリコナG5 plusでも測定可能です。
この部品は上記のシール部品のように、高低差カラーマップ表示を行うと、データの幅方向では中央部が高く、長手方向では中央部辺りが両サイドより低くなっていることが分かります。
断面形状解析をすることにより、その部位の形状が狙った通りに作製出来ているかを確認することも可能となります。
また長手方向であれば、線粗さ測定を行うことも可能となります。
測定可能な項目
このデータでの測定可能な項目は、断面形状測定、粗さ解析(線、面)、3DCADデータと比較をする差分解析を行うことが可能です。