モータコア金型のダイの位置決め部品
vol.15でも記述しましたが、モータコア金型はショット数が多くなりがちな金型であり、パンチやダイの再研削や分解洗浄など定期的なメンテナンスも多くなります。
ここではアガトンが提案するダイの取付け・取外しが容易で、かつ高精度位置決めが可能な位置決め部品をご紹介します。
ミニセンタリング
ダイの固定を、マシニング+ジグ研でのポケット穴形状にしている方も多いのではないでしょうか。
ジグ研で仕上げることで高精度での位置決めは可能ですが、それにはコストの問題が浮上する懸念もあります。
アガトン社のダイの位置決め部品「ミニセンタリング」は、このコスト問題を解消し、かつメンテナンス時間の短縮・高精度な位置決めが実現できます。
ダイのポケット穴を基準としてダイを固定する場合、このポケット穴を高精度に加工する必要があります。
よってその加工にはジグ研での仕上げが求められ、高いコストが発生してしまいます。
一方、今回提案するミニセンタリングを採用することによりダイの位置精度はミニセンタリングで出すことができます。
そのため、コストのかかるジグ研仕上げの必要がなく、マシニングでの粗加工+平研仕上げで求める位置精度が得られ大幅なコストダウンにつながります。
また、下図のようにvol.15でご紹介したクイックチェンジガイドと組み合わせることで、ダイはそのまま取り外さずに再研削が可能となり、メンテナンス時間の短縮も可能です。
ミニセンタリングの詳細は製品ページをご覧ください。
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