モータコア金型のサブガイド
モータコア金型に使われるパンチは通常の金型用パンチに比べるとコーナー部が圧倒的に多いことが特徴です。
よって、パンチ刃先はチッピングを起こしやすく、再研削の機会が多くなります。
その解決策として高精度ガイド部品がパンチ刃先の正確な位置決めに重要な役割を果たしチッピングの低減に機能しています。
また、部品数が多くなる順送金型構造では、プレス機自体のクセによりXY方向から掛かる力(偏荷重)を受け止める役割を担います。
ここではアガトンが提案するストリッパ固定ガイドをご紹介します。
ストリッパ固定ガイド
ストリッパ固定ガイドの最大の特徴は、名前の通りストリッパプレートに固定することです。
最近ではサブガイドにストリッパ固定ガイドが使われることも増えてきましたが、まだまだガイドピンをパンチプレートに固定している話もよく聞きます。
サブガイドに偏荷重がかかると、ガイドポストがたわみますが、パンチプレートに固定するガイドピンは全長が長くなるほどたわみが出やすくなります。
一方、ストリッパ固定ガイドはストリッパープレートに固定するため全長が分割され、長さが短くなることからガイドポストの先端がたわみにくい構造となります。
アガトンのストリッパ固定ボール/ローラーガイド
アガトンのストリッパ固定ガイドは本来のストリッパ固定ガイドの特徴に加え、フランジが摺動部の径の約2倍となっています。
この大きいフランジはプレス加工時にストリッパプレートの挙動を安定させる効果があり、アガトンのストリッパ固定ガイドに変えたことによりストリッパプレートの振動を抑えることができた事例もあります。
さらにアガトンのストリッパ固定ガイドに使われるリテーナは、ボールとローラーが使い分けできる高い互換性を持ち合わせています。
アガトンのストリッパ固定ガイドの詳細は製品ページをご覧ください。
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