「非接触三次元測定機のトレーサビリティとは?」非接触三次元測定機技術情報vol.9

非接触三次元測定機のトレーサビリティとは?

非接触三次元測定機を構成する要素として、重要な位置を占めるのがトレーサビリティです。非接触三次元測定機におけるトレーサビリティは、校正ツールや粗さツールなどの校正器が、どの国の国家機関の標準器とトレーサブルな関係にあるか、トレーサビリティ体系図を作成することが可能です。トレースは追跡と言う意味なので、どの機関が発行したツールなのかを追跡することを意味します。そのツールを利用して校正や日々の点検を行うため、トレーサビリティと言うのは、測定機の根幹をなすと言っても過言ではありません。ここでは、アリコナのツールがどのような機関とトレーサブルなツールなのかを説明します。

PTB(ドイツ国立理工学研究所)

アリコナの校正に使用するシステム校正ツール、日々の点検に使用する認証ツール、粗さマスターツール、エッジ形状マスターツールはPTB(ドイツ国立理工学研究所)とトレーサブルなツールとなっています。(※リンク先はドイツ語です。クリックしますと新たなタブが立ち上がります。)
PTBは日本で言いますと産業総合研究所(通称産総研)のドイツ版と言っても過言ではなく、世界的に主要な計測機関の一つとなっています。
アリコナはオーストリアの企業のため、隣のドイツの認証機関のツールを開発しています。

校正ツールのトレーサビリティ体系図

DAkkS(ドイツ認定評議会)

DAkkSのロゴ

DAkkSとは、Deutsche Akkreditierungsstelleの略でドイツ認定評議会のことを意味します。 (※リンク先はドイツ語です。クリックしますと新たなタブが立ち上がります。)
ドイツの国家認定機関であり、日本で言う独立行政法人製品評価技術基盤機構のようなものです。 (※クリックしますと新たなタブが立ち上がります。)
日本のJCSSのように、PTBにトレーサブルであることを認定する機構で、国際的に適用可能な基準、法的根拠、および関連する規則の要件に従って、適切に業務を遂行できることを確認することが業務となっています。校正ツールなどの製作、再校正なども業務の一環となっております。

関連リンク

製品ラインナップ、カタログダウンロード、事例集については以下バナーをクリックしてください。

製品ラインナップ、カタログダウンロード

カタログは以下のバナー(左)よりダウンロードいただけます。製品ラインナップは以下バナー(右)よりご覧ください。
(クリックするとページが移動します)

カタログダウンロードボタン
非接触三次元測定製品ラインナップボタン

事例集

測定機技術情報の測定事例集(左)、導入事例集(右)は以下バナーよりご覧ください。
(クリックするとページが移動します)

非接触三次元測定機測定事例集ボタン
非接触三次元測定機導入事例集ボタン

お問い合わせ

製品に関するお問い合わせ・お見積もり、その他ご不明な点は気軽にお問い合わせください。