ノックピンで何十年。そろそろ次がある

                         これまではノックピンが当たり前だった。

                       ただ、誰もが「完璧ではない」と知っている。

                          ノックピンの次を、ずっと探していた。

「次」の答えがそこにある。

アガトン・ミニセンタリング

アガトン・ミニセンタリングとは

ミニセンタリングとはスイス・アガトン社が2018年に発表したミニチュアリテーナーを用いた位置決めユニットです。当初は射出成形金型の入れ子専用ユニットとして発売されました。特長は
①ボールリテーナーを使用することによるゼロクリアランスの位置決め
②φ8~10、全長が約30mmと省スペース設計
③低予圧な取付によるクイックな脱着が可能でかつ穴を歪めません。
という特徴を持っております。簡単に言えば「高精度でコンパクトでクイックチェンジが出来る位置決め部品」となります。射出成形金型はもとよりプレス金型でも様々な目的で使われています。

ノックピンのボトルネックを克服

穴を歪めず、繰り返し精度高い。
焼き入れ鋼の場合は取付穴加工のみ、プレハードン鋼(生材)ではブッシュを用います。ブッシュの材質はSUJ2でHRC62-64にもなるため、リテーナーの鋼球の硬さHRC62-64に負けず穴が歪むことはありません。

高い位置決め精度
ノックピンで取付を簡単にする際にはクリアランスを設けるのが常ですが、クリアランスをゼロにしても滑らかに摺動します。また同軸度が1μm未満と優れた同軸度を持ち、プレートの位置決めの高精度化を実現します。

脱着はスムーズで簡単
リテーナーの良さは摺動の滑らかさです。プレートを抜く際や組付けする時もハンマーを使うことなくスッと抜くことが出来ます。作業者の負担は大きく軽減されます。

金型のカセット化、QCD化によるコストダウン

100万円以上のコスト削減の事例も

ミニセンタリングは一般的に使われるノックピンと比べると高価です。取付の苦労や穴の歪みによる別穴加工する手間を防ぐという点では見えないコストを削る事でメリットをもたらしますが、さすがに
一つの金型に何十本も使うわけにはいきません。ただ使い方によってはコストダウンにつながります。
コストダウンの方法の一つが金型のカセット化です。金型のカセット化自体は少量多品種生産のコスト削減の手法として自動車部品の金型などでは豊富な事例があります。アガトンの金型のカセット化は1000分の1レベルの精度が問われる電子部品金型でのカセット化の実現です。

コスト削減に繋がるのは共通化された部品を作る事です。上記構造で言えばダイホルダープレート、パンチホルダープレート、ストロークエンドブロックなどです。場合によってはメインガイドも対象になります。

電子部品金型
サイズ:600x400x30mm
材質:SKD11
共通化実施プレート
パンチホルダープレートx1
ダイホルダープレートx1
ストロークエンドブロック(焼き入れタイプ)x6

プレート価格 8万円 x2=16万円
ストロークエンドブロック4000 x6
=約18.4万円
ミニセンタリング2.3万x4=9.2万円

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