道路用非接触三次元測定機

可搬型非接触三次元測定機

非接触三次元測定機や3Dスキャナーは、その測定原理や精密測定という観点から、可搬型あるいは屋外での運用を想定していないメーカーがほとんどとなっております。そのため自動車業界やタイヤを製造しているゴム製造業などで必要な道路やサーキットなどの路面は、基本的には測定対象としてみていなかったため、当然のことながら測定することは出来ませんでした。
アリコナ社では、以前より第4世代機種であるインフィニートフォーカスG4のヘッドを利用し、落射照明で広範囲を測定可能な「ポータブル」、インフィニートフォーカスSLのヘッドを利用し、リングライトでレンズの1視野のみを取り込む「プロファイラー」をラインナップしております。「ポータブルRL」はそのどちらも兼ね備えた機種となり、リングライトを利用し広範囲を測定可能としたため、道路やサーキットのアスファルトの性状を、事細かく、精確に、しかも速く測定することが可能となりました。

可搬型非接触三次元測定機、2機種の機能を統合

可搬型非接触三次元測定機単体写真

インフィニートフォーカスシリーズの測定原理である「焦点移動法」を踏襲しており、インフィニートフォーカスSLのセンサーヘッドを使用しているため、測定スピードと精度は据え置きタイプと同等のレベルとなっております。
上記から分かる通り、従来機の「ポータブル」のヘッドとは異なり、リングライトでの測定を行い、落射照明は備えておりません。
そのため、ポータブルの落射照明で取り込みにくい部分を、ポータブルRLで取り込むことができると言う事例もあります。

偏光フィルターと偏光ディスクを使用することにより、ハレーションの起こりやすいサンプルでも、容易に測定することが可能となります。
台座フレームにXY方向の全自動のモーターを取り付けているため、「ポータブル」と異なり、センサー自体が駆動することにより、50mm x 50mm x 26mmの範囲を取り込むことが可能です。
更に取手を取り付けたため、持ち運びが容易となっております。

持ち運びが容易なトラベラーキット

持ち運び用トラベラーキット

トラベラータイプ「ポータブルRL」は持ち運びが容易なトラベラーキットでの運用となっており、アタッシュケースに入れて持ち運びが可能となっております。コンパクトなハードディスクPCと、USBで駆動可能なディスプレイ、キーボード、マウス、ジョイステックも梱包されております。ウレタン樹脂に守られており、衝撃にも強い構造となっております。そのため、道路やサーキット場でも運用が容易となり、オプションで外部バッテリーもお付けすることが可能となり、屋外での運用も可能となります。
※注 屋外での運用は、温度と湿度によっては、測定器本体、PC本体の寿命を左右する可能性がございます。
また、データの運用時は膨張係数等を念頭に置かれますよう、よろしくお願いします。

国内標準、国際標準にも準拠

インフィニートフォーカスG5やSLと同様のソフトを採用しているので、ISO(JIS)にももちろん対応しております。
基本的なプロファイル形状解析ソフトと線粗さや面粗さ測定も標準装備となっております。
他にもオプションのソフトも使用可能ですので、差分解析、自動測定での合否判定も可能となっております。

光学式非接触三次元測定機解析例

光学式非接触三次元測定機面粗さ

全般使用

測定原理 焦点移動法に基づく光学式非接触三次元測定
(非接触型三次元測定)
測定結果 表面性状を最大3.5Mバイトの3D情報をもとに
高精度かつリアルカラーで表示
Z軸取込範囲 26mm
測定機重量(ケース込み) 最大24kg、外部バッテリー10kg
コントロールサーバー コンパクトハードディスク
ケース寸法(WxDxH) 測定機:815mm x 535mm x 260mm

外部バッテリー:440mm x 470mm x 230mm

対物レンズ仕様

対物レンズの倍率 10倍 20倍 50倍
最小水平分解能 μm 2 1 0.64
最小垂直分解能 nm 150 75 50
ワーキングディスタンス mm 17.5 13 10.1
視野範囲(X方向) μm 2000 1000 400
視野範囲(Y方向) μm 2000 1000 400
AXSXタイプ対物レンズの倍率 2倍
SX
5倍
AX
10倍
AX
20倍
AX
50倍
SX
最小水平分解能 μm 10 4 2 1 0.64
最小垂直分解能 nm 3500 460 170 90 70
ワーキングディスタンス mm 34 34 33.5 20 13
視野範囲(X方向) μm 10000 4000 2000 1000 400
視野範囲(Y方向) μm 10000 4000 2000 1000 400