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高剛性ローラーによる粉末冶金金型向けガイド

本製品はアガトン社のローラーガイドを使用した粉末冶金金型向けガイドユニットとなります。 「混合」→「成形」→「焼結」といった粉末冶金加工の中で本製品は「ネットシェイプ」「ニアネットシェイプ」を実現する次世代のガイドユニットとなります。

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アガトン・シンターアダプターのメリット

①ネットシェイプ、ニアネットシェイプの実現

ポストとブッシュのクリアランスが片側10μm程度必要なプレーンガイドに対しアガトンローラーガイドは予圧(プリロード)を掛けて摺動する仕組みの為、ポスト、ブッシュ間のクリアランスはゼロになります。金型はローラーガイド化する事により金型が片側に偏り、片バリが出るという事は完全に無くなります。
ツールセットの高精度化に伴い粉末成形における成形精度が向上し、成形工程と焼結工程でネットシェイプまたはニアネットシェイプを実現。マシニング加工、研削加工における仕上工程を省略、または軽減する事で生産性を向上させます。日本国内の粉末冶金金型はプレーンガイドで30年以上も同じ構造のままという事が多く、金型の進化は止まっている事が多い状態です。このシンターアダプターは粉末冶金におけるツールセットを次世代の高精度化を実現致します。

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②メンテナンスの手間を大幅に軽減

プレーンガイドに比べ、潤滑の手間が著しく軽減されます。ローラーガイド自体が摩耗を大幅に減少させる構造になる為、給油の手間が省けます。またローラーベアリングは焼付きを起こしません。さらに予圧をかける構造になることによりパンチ摩耗が軽減され、寿命が延びます。

③長寿命化

アガトンではガイドの寿命を延ばす為に下記のような対策を講じています。
A:粉塵対策‥‥鉄・及び超硬粉末がガイドに進入するのを防ぐジャバラ及びシャフトシールを使用
B:面粗度‥‥ポスト及びブッシュはスーパーフィニッシュ処理により面粗度をRa.0.05仕上げしツールを長寿命化
C:高剛性ベアリング‥耐摩耗性に優れたアガトンローラーを使用。ボールリテーナよりはるかに高い耐久性を誇ります。

 

粉塵対策

①シャフトシール及びジャバラの使用

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シャフトシール                    ジャバラ(Oリング仕様)

アガトンの粉末冶金金型向けローラーガイド「シンターアダプター」では2重の超硬粉末、鉄粉の混入対策を講じています。ガイド全体をジャバラで覆い、さらにブッシュ内部のローラーの保護の為、シャフトシールを使用しています。ジャバラがカバーの役割を果たし、シャフトシールが万が一、超硬粉末が侵入したとしてもスクレイパーのようにブッシュ外部に超硬粉末を掃き出しします。もし超硬粉末がブッシュ内部に入るとローラー及び、ブッシュ内径部にダメージが及びます。アガトンガイドでは粉塵の進入・混入に配慮した構造が反映されています。

②エアリリーフ-Air relief-

粉塵対策にジャバラを用いることで、内部のエアを漏らさず、外部から粉塵の吸い込みを防止する構造が必要となってきます。そこでアガトンではエアリリーフという構造を採用致しました。ガイドポストの貫通穴を通じて金型の上型と下型で空気が循環する構造となっており、ジャバラ内部の空気圧を適正に保ちます。

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写真:ジャバラを取り付けしたローラーガイド