CNCインサート複合研削盤「Evo Penta」

5軸制御CNCインサート複合研削盤

CNCインサート複合研削盤のPenta Plusの次世代機となります。
A軸(水平軸旋回)、C軸(垂直軸旋回)を持ち、両チャンファー、ギャッシュ、溝入れなどの加工が必要な複雑形状のインサートもワンクランプで全加工ができます。Φ400の砥石径とクランピングヘッドの小型化で、C軸旋回角が-140°~+140°と広く設定することができ、砥石側面も研削に使用することができるため、あらゆる形状のインサートの加工に対応します。X、Y軸の最適なパフォーマンスを出力するリニアガイドを、C軸にはダイレクトドライブを採用しています。

CNCインサート複合研削盤各軸詳細

片持ちクランプ(オプション機能)

従来のアンビルクランプ方式(B1)に加え、片持ちクランプ方式(B3)が装備され、ドッグボーン型のインサートもワンクランプで全加工可能です。

CNCインサート複合研削盤クランプ方式

ワークの掴み直しによる複雑形状のインサート加工

B1クランピングシステムは1サイクルでワークの全外周面加工が可能です。
B1掴み直しシステムによって、第一工程で外周加工を行い、その後掴み直してから、残り部分の加工を行います。

CNCインサート複合研削盤1サイクルイメージ

3つのドレスコンセプトとパワーグラインド

CNCインサート複合研削盤ドレッシング

アガトンのドレッシングコンセプトとして4つのオプションがあります。
・砥石端面のドレッシングおよびツルーイング(レジンボンドおよびビトボンド砥石に対応)
・ビトボンド砥石用インプロセスドレッシング
・砥石外周ドレッシング
・パワーグラインド(電解ドレスの機能によるメタルボンド砥石ドレッシング)
パワーグラインドは、放電により砥石に残った研削屑やボンドを除去することで、砥石が常に目立てされた状態となるため、粗加工では切り込み量を多くすることでサイクルタイムの短縮に繋がり、仕上げ加工では更にハイメッシュの砥石を使用する事でエッジのチッピングを最小化します。

機能的でユーザーフレンドリーなデザイン

CNCインサート複合研削盤EvoPenta外観写真

デザインを一新し、Evo Combiと同じくAGATHONのロゴをイメージした黒と赤と白を基調としたシックなデザインのインサート複合研削盤になりました。
側面から加工エリアと隔離されたハンドリングエリアにあるパレットに簡単にアクセスできます。パレットは2枚並べることができるため、加工前、加工後でパレットの区別が可能となります。

基本仕様

パレット枚数 最大 16枚
研削砥石径 φ400mm
サイズ(W x D x H) 3.06m x 2.10m x 2.29m
重量 5800kg
C軸旋回角度 -140° ~ +140°
加工可能サイズ OD 50mm(最大)/IC 3.96mm(最小)
Y軸ストローク -266mm ~ 352mm
X軸ストローク -63mm ~ 223mm
B軸旋回速度 300°/秒
ワーク材質 超硬、サーメット、セラミックス、CBN、PCD

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